長年使ってきたお風呂の水道、カチッと栓を締めても蛇口からポタポタと水漏れが止まらなくなりました。
→「開閉ユニット」を取り替えることで、一件落着。
素人の自分でもできました!
以下、どのように直したか、ご報告します。
目次
水漏れの状態
十数年は使用しているお風呂の水道、いつからかカチッと栓を締めてもポタポタと水漏れがするようになりました。(1-1)
ボタボタボターと止まらないなら即修理を考えたのでしょうが、そこまでひどくはありません。
しかし、気づくとポタッ、ポタッと落ちている。
大したことないと思いながらも、なんか気になる。
ということで、思いきって自分で直してみることにしました。
原因は「開閉ユニット」の劣化
いろいろ調べてみると、原因として、
「開閉ユニット」という部品の劣化
の可能性が一番高いということでした。
水道の品番をチェック
水道はTOTO製で、品番は下のほうのラベルに「TMJ40C3S」とあります。(1-2)
この品番に対応する開閉ユニットは、
「TH577型」
という製品。
さっそくネットで、取り寄せました。
修理の手順
届いた部品には、「施工説明書」も付いていました。
大まかな手順は、
- 旧ユニットの取り外し
- 新ユニットの取り付け
とシンプルですが、ところどころ形式ごとで違っていたりして、わかりにくい箇所もあります。
ここでは、私が行った方法を写真とともに紹介します。(※やり方が異なる場合もありますからご注意ください)
1.旧ユニットの取り外し
旧ユニットの取り外し手順は、次のとおりです。
旧ユニットの取り外し手順
- 止水栓を閉める
- 切替ハンドルを外す
- インデックスを外す
- ナットを外す
- スペーサーを外す
- 開閉ユニットを外す
1.止水栓を閉める
左右にある「止水栓」をマイナスドライバーで右に回して、しっかり閉めます。(1-3)
2.切替ハンドルを外す
切替ハンドルの横にある「フタ」の部分を、カッターナイフを使って取り外します。(1-4)
切替ハンドルの「ネジ」をプラスドライバーで外します。(1-5)
ネジが外れれば、切替ハンドルは簡単に引き抜けます。(1-6)
外した部品は、無くならないように洗面器に入れておく。
3.インデックスを外す
シャワーと水道のイラストが入った「インデックス」を、切れ目から広げ気味にして外します。(1-7)
広げ過ぎて割らないように注意!
部品はけっこう汚れているので、この際、激落ちくんを使ってお掃除。(1-8)
ここまでで、こんなかんじに。(1-9)
4.ナットを外す
「ナット」をプライヤーを使って手前に回して外します。(1-10)
5.スペーサーを外す
この白い部品が「スペーサー」。(1-11)
ナットに続いて、スペーサーも外します。
すると、こんなかんじに。(1-12)
6.開閉ユニットを外す
最後に「開閉ユニット」を外します。
今回の過程では、ここが一番難しかったです。
というのも、プライヤーでまっすぐ引き抜くのですが、思ったよりも固い!
なんとか抜けましたが、おかげで写真がピンボケに。(1-13)
外した部品は、このとおり。これで前半終了。(1-14)
2.新ユニットの取り付け
続いて、新ユニットを取り付けます。
手順は、次のとおり。
新ユニットの取り付け手順
- 開閉ユニットとスペーサーを合わせる
- 本体に組み込む
- ナットを締める
- インデックスを取り付ける
- 切替ハンドルを取り付ける
1.開閉ユニットとスペーサーを合わせる
「施工説明書」で、この部分は少しわかりにくかったです。(2-1)
「開閉ユニットの凹部とスペーサーの凸部」は、この部分のことと思われます。(2-2)
もちろん、これは新しい開閉ユニットですよ!
2.本体に組み込む
「スペーサーの凸部を本体の切り欠き部に合わせて」とあるのは(2-1)、こういうことでしょう。(2-3)
3.ナットを締める
これもプライヤーを使ってしっかりと。(2-4)
4.インデックスを取り付ける
「インデックス」を取り付けます。(2-5)
このあと「施工説明書」には、「スピンドルのカット面を上に向ける」とあります。
スピンドルとは一番右側の白い突端の部分で、画像ではわかりにくいですが「平らになっている面」があります。
それを上に向けるということですね。手で動かせます。
5.切替ハンドルを取り付ける
「切替ハンドル」を差し込んだら、ネジを締めます。(2-6)
ネジの上から「フタ」を閉じます。(2-7)
最後に、「止水栓」を開けます。(2-8)
水漏れが止まった!
水漏れが無くなったことを確認して、無事終了!(2-9)
ピタッと止まると、気持ちいいもんですね!
これで「漏れてるかな、漏れてないかな、あーやっぱり漏れてるわ」というストレスを感じずに済みます。
まとめ
今回は、思ったよりもスムーズにできました。
すでに書いたように、これはわが家の混合水栓の場合のやり方です。
タイプが異なる場合もありますので、ご自分で行うときには対象製品や手順などをよくご確認の上、進めてくださいね。
まとめ
- 混合水栓の品番や水漏れの状態に合わせて行う
- 説明書をよく読む
- プライヤーやドライバーは必須
- ピタッと止まると気持ちいい!
ちなみに、今回の修理にあたっては、
「あなたにも出来るかも?水道修理のブログ」さんのこちらの記事が、大変参考になり助かりました。
より詳しく見たい方は、ぜひ訪ねてみてください。