秋晴れに誘われ、三瓶山(島根県)までドライブしてきました。
三瓶山には何度も行っていますが、「さんべ縄文の森ミュージアム(三瓶小豆原埋没林公園)」はまだ行ったことがありませんでした。
なんと、四千年前の火山活動で埋もれてしまった森が、土の下から掘り出されて展示されています。
行ったひとから、「すごく良かったですよ~、ぜひ!」と言われたので、ずっと訪ねたかったんですよね。
それでは、さっそくレポート!
予想を超える感動でした!
目次
三瓶山北の原から車で10分
「さんべ縄文の森ミュージアム」は三瓶山の北の原から車で10分下ったところにあります。
駐車場は普通車用が15台分あります。
入館料を払っていざ中へ
受付で「入館料(大人300円小人100円)」を払って中へ。
ガイダンス棟には、埋没林についての説明展示が並んでいます。
受付の方から「説明ビデオをぜひご覧ください」と言われたので、しばし観賞。
奇跡的な条件がいくつも重なって埋没林ができたことが、よくわかりました。
1991年の長崎県雲仙普賢岳の噴火のようなことが、四千年前の三瓶山でも起きたと説明されていました。
展示棟は一歩入ると別世界
ミュージアムは、
- ガイダンス棟
- 縄文の森発掘保存展示棟
- 根株展示棟
の3つを見てまわる順路になっています。
縄文の森発掘保存展示棟
きれいに整備された園内。
言われてみれば、田んぼがあってもおかしくない場所です。
まずは、「縄文の森発掘保存展示棟」。
ドアを開けると、四千年前のスギの香りが漂ってきます。
階段を下りながら、太古の歴史も遡るような感覚に。
そこに待っていたのは・・・・・・
「うっわ」が第一声。まったくの異空間。思わず息を吞みました。
この木々が縄文期から現代まで、ずっと埋まっていたのか。
四千年の時空に一気に引き込まれます
「発掘の状況」に興味津々。
天井を見上げると、古代とは対照的にメカニックなつくり。
プロジェクションマッピングも効果的に使われ、まさに古代と現代の融合空間、素晴らしすぎます!!
根株展示棟
つづいて「根株展示棟」へ。
おお、なんだこのグルグル巻きは!
けっこうな高度感。
ガシッと大地に張った根株が展示されています。
よく見ると力強い二股の根株で、「合体」してできたということです。
大昔のことなのに、いろいろわかるんですねぇ。
まとめ
最後に、イチ推しポイントと、施設の詳細をご紹介しておきますね。
イチ推しポイント
- 時空を超えた木々の迫力に圧倒される
- 発見のいきさつから展示に至るまでが超ドラマチック(下記参照)←『プロジェクトⅩ』に取り上げるべき!
- この展示法を考えるのも凄い
大人も子どもも感動すること間違いなしです
「さんべ縄文の森ミュージアム」について
さんべ縄文の森ミュージアム
- 所在地/島根県大田市三瓶町多根口58-2
- 電話/0854-86-9500
- 営業時間/9:00~17:00(最終入場16:30)
- 料金/大人300円、小中高校生100円(団体割引等あり)
- 定休日/火曜日、3月と12月の第1月曜日から金曜日までの5日間、年末年始(12/28~1/1)
- 駐車場/あり、普通車15台
- 管理者/(公財)しまね自然と環境財団
- ウェブサイト/https://www.nature-sanbe.jp/azukihara/
「さんべ縄文の森ミュージアム」の経緯
- 1983年、水田の整備工事の際、地中に直立する巨木が出現。そのまま忘れられる。
- 1990年、火山学者・松井整司さんが巨木の写真を見て「貴重な存在」と直感。独自調査を始める。
- 1998年、島根県が本格的な発掘調査を行い、四千年前の巨木が次々に発見される。
- 2003年、「三瓶小豆原埋没林公園」として展示開始。
- 2020年、愛称募集の結果、「さんべ縄文の森ミュージアム」に決定。
- 2022年、リニューアルオープン。
埋没林のスギを使ったストラップ。ほんのりスギの香りがします。
おまけ・西の原でお弁当
展示を見終わったあとは、再び三瓶山に戻り、「西の原」でお弁当を食べました。
何度来ても気持ち良くて、大好きな場所です。
ボール遊びもできるくらい十分広いですから、ご家族連れはぜひ立ち寄ってくださいね!