こんにちは、昭和生まれの野球男キビタンです。
いや~、何度見てもいいなぁ、この映画。
『ミスター・ジャイアンツ勝利の旗』
私は配信で3回は見てます。
主演は伝説のスーパースター・長嶋茂雄。
プレーはもちろんのこと、
その人柄や、
当時どれほどの社会的存在だったかが、
実によく描けています。
共演者も当時のスターがずらりと並び、
古き良き昭和を満喫させてくれる1本です。
Amazonプライムビデオで「ミスター・ジャイアンツ勝利の旗」を見る
目次
どんな映画?
舞台は昭和38年。
自主トレに始まり、キャンプ、
ペナントレース、日本シリーズと、
長嶋茂雄選手を中心とする巨人ナインの活躍と、
一喜一憂する庶民の姿が描かれます。
長嶋選手はこの年27歳。
首位打者と打点王の二冠を獲得(本塁打は王選手に次ぐ2位)、
2度目のセリーグMVPに輝くなど、
心技体が最も充実した時期と言えるでしょう。
作品のおもな概要はつぎのとおり。
『ミスター・ジャイアンツ勝利の旗』
- 公開/1964年(昭和39年)2月
- 監督/佐伯幸三
- 脚本/八住利雄
- 音楽/服部良一
- 唄/坂本九
- 出演/長嶋茂雄、王貞治、川上哲治、巨人軍選手など、フランキー堺、伴淳三郎、大空真弓、三木のり平、宝田明など
推しポイント
キビタン的な推しポイントは、つぎの4つ。
- 超カッコイイ長嶋茂雄
- 長嶋茂雄の苦悩
- 長嶋茂雄の華麗なプレー
- 豪華共演陣
超カッコイイ長嶋茂雄
先述のとおり、撮影時の長嶋茂雄は27歳。
若さに溢れ、
豪華俳優陣にも引けをとらない男前です。
思い悩む顔、にこやかな顔、真剣な顔、
どれも惚れ惚れします。
全国の野球少年たちが憧れたはずです!
社会的大スターの選手といえば、
いまの時代なら、大谷選手やイチロー選手が
該当するでしょうか。
ただ、時代を象徴するスターという意味では、
長嶋選手にまさる人は今後も出ないでしょうね。
長嶋茂雄の苦悩
「思い悩む顔」と書きましたが、
この映画では、スターならではの“孤独”も
重要なテーマとなっています。
さらにはスランプ、怪我。
それらに打ち勝たなければいけない。
その苦悩する姿がリアルに描かれます。
それにしても長嶋さん、
若い頃からかなりの“演技派”です。
台詞回しも自然で、さすが千両役者は違いますね。
長嶋茂雄の華麗なプレー
ファンとして何より嬉しいのは、
野球シーン、それも練習シーンが多いこと。
自主トレでのランニング、
パジャマ姿での素振り、
多摩川グラウンドでの猛ノック。
どれも見応え十分で、ファン必見です。
走る
個人的に驚くのは、ランニングする姿。
まるでゴムまりが弾むかのような、
実に弾力のある走りです。
立教大学に入学した頃、
陸上の指導者から
「三段跳びでオリンピックのメダルが狙える」
と評価されただけあります。
打つ
素振りシーンも垂涎ものです。
昭和の野球少年だった私は、
長嶋選手の写真やビデオを集めまくり、
とにかく一挙手一投足を真似していました。
帽子はやや目深にしながらも耳上2センチは空けるなど、
ほんとうに細かなところまで徹底しました。
いま思えば、長嶋選手の打撃フォームは、
少年が真似できるようなものではなかったのですが、
バットの角度、グリップの持ち方、
ステップの出し方、リストの使い方など、
細かく研究したものです。
その私が思うに、
長嶋選手のスイングの一番の特長は、
インパクト直後にバットのヘッドが上に向かうことです。
ややヘッドアップした体勢で球をとらえ、
その直後強力なリストのせいか、
はたまたスイング軌道のせいか、
ヘッドが下がらずに上方に向かうのです。
これは他の選手にはない
長嶋選手特有の現象のように思います。
こんなかんじです↓
ま、熱心に“長嶋研究”した者とすれば、
素振りのシーンがたくさんあることが
飛び上がるほどうれしい。
あらためてスイングを見ると、
左肩をグッと沈めた構えから、
ステップと同時に、
かなり前がかりなスイングに見えます。
後ろ足に体重を残しながらスイングする
現在のプロ野球選手とは、大きく異なりますね。
ついでに言っておくと、
大鏡の前で王選手と二人で
素振りをチェックし合うシーンも見ものですよ!
守る
それから多摩川グラウンドでの特守シーン。
この映画最大の見どころと言っても過言ではありません。
「さあ、来いノッカー!」
「もういっちょう!」
独特の甲高いかけ声とともに、
土まみれで打球に食らいつく長嶋選手。
昔懐かしい多摩川グラウンド。
なぜか異様に長い尺(笑)
うれしいじゃないですか!!
豪華共演陣
共演陣がまたすごい。
当時の東宝のスターがずらりと脇を固めています。
フランキー堺や伴淳三郎の名演、
宝田明、舟木一夫は男前だし、
草笛光子、香川京子、大空真弓らが花を添えます。
個人的には中西太選手といっしょに登場する
三木のり平が見れるのが嬉しいですね。
実際、西鉄ファンだったとか。
あと、巨人ナインの演技もなかなかのものです。
広岡選手や藤田選手あたりは、
のちのダンディーな印象とはだいぶ違います。
さすがに川上監督だけは、
不器用な演技が逆にサマになってます(笑)
まとめ
巨人軍の背番号「3」は、
多くの人にとって額縁に入れて飾りたいくらい
価値のあるものでしょう。
それを見るだけで生きる活力が湧いてくるというか。
今回ご紹介した
『ミスター・ジャイアンツ勝利の旗』
は、そのような長嶋ファンのみならず、
いまの若い野球ファンにも
ぜひ見てもらいたい1本です。
そして、常にファンを思い、
ファンのために自らの心技体を磨き続けた
ミスター・ジャイアンツ長嶋さんには、
いつまでも元気でいてくださるようと心から願っています。
Amazonプライムビデオで見れる
私は、Amazonプライム会員なので、
本作は「Amazonプライムビデオ」で見ました。
Amazonプライムの登録(30日間無料)
Amazonプライムビデオで見るには、
まず「Amazonプライム会員」に登録する必要があります。
登録料は、
- 月額税込600円
- 年額プラン5,900円(月額払いより1,300円お得)
となっています。(2024年12月時点)
なお、Amazonプライムは「30日間の無料体験」も可能ですので、
そちらで登録して見る手もありますね。
■Amazonプライムの会員登録↓
Amazonプライムに登録するAmazonプライムビデオの登録
Amazonプライム会員であれば、
「Amazonプライムビデオ」は追加料金なしで利用できます。
ただし、今回の『ミスター・ジャイアンツ勝利の旗』は、
有料(レンタルもしくは購入)となっていました。(2024年12月時点)
- レンタル400円(48時間)
- 購入2,500円
私はレンタルで見ました。
■Amazonプライムビデオの登録↓
Amazonプライムビデオに登録