ふと思い立って、
「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」2種・3種
を受けることにしました。
勉強を始めたのが、2024年9月中旬。
試験日は、11月3日。
つまり、試験までの期間は1カ月半。
講座などはうけず、市販のテキストと問題集をこなすだけの完全“独学”で挑戦しました。
結果は、無事、Ⅱ種Ⅲ種ともに合格。
今後、はじめて受験する方の参考になればと、私が実践した勉強法や、受験して感じたことなどをご紹介します。
良い勉強になりました。受験して良かったです!
目次 [hide]
使用したテキスト・問題集
今回の受験に向けて、私が使用したテキストと問題集は、つぎの3冊です。
- 『メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種・Ⅲ種テキスト&問題集』(翔泳社)
- 『メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅱ種過去問題集2024年度版』(中央経済社)
- 『メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅲ種過去問題集2023年度版』(中央経済社)
※以下、『テキスト&問題集』(翔泳社)、『過去問題集』(中央経済社)とします。
『過去問題集』のⅢ種が昨年度(2023年度)版なのは、書店でちゃんと確認せずに買ってしまったためで、何の他意もございません(笑)
はじめは『テキスト&問題集』(翔泳社)だけでいけるかと思ったのですが、勉強しているうちに何となく不安になったので『過去問題集』にもとりくみました。
実際に行った勉強法
実際に行った勉強法および心構えはといいますと・・・・・・
- 『テキスト&問題集』をさらっと読み問題をとく
- 「過去問を解く→確認する」をまわす
- はじめはカン試しのつもりで
- 早く間違えるのが肝心
と、こんなかんじです。
『テキスト&問題集』をさらっと読み問題をとく
『テキスト&問題集』のテキストを斜め読みでさらっと読みます。
ここであまり時間をかけすぎるとイヤになってくるので、大まかな内容を把握する程度にしておきます。
だいたい目を通したら、巻末にある「模擬問題」にとりくみました。
当然、不正解も多いですが、それはそれであとから確認すればいいと割りきります。
「過去問を解く→確認する」を回す
次に『過去問題集』です。
これも、
問題をとく→確認する
の作業をくり返しました。
試験本番まであまり時間がないとうことで、過去問を中心にすすめることにしました。
問題をとく→テキストで確認
→再び問題をとく→さらに確認
というサイクルをひたすら回します。
全体を通して2回回し、3回目以降は不正解の箇所をくり返し確認しました。
下の記録は、『過去問題集』にとりくんだ結果と日付けです。
左が『Ⅱ種』、右が『Ⅲ種』。
1回目「1章20/38」とあるのは、「1章の問題38問中20問正解した」という意味です。
ほとんどの章で2回目のほうが正解率が上がっています(当然といえば当然)。
2回目のほうが下がっているケースは、1回目で“カンが冴えた”だけです(笑)
はじめはカン試しのつもりで
いま“カン”といいましたが、実際に問題にあたってみると、
- カンである程度正解できるもの
- 知識がないと正解できないもの
の2つに分けられます。
もちろん知識が必要なもののほうが圧倒的に多いので、そこはきちんと勉強するしかないのですが、なんとなく「これが正解かな」とカンでとけそうな問題もあります。
当てずっぽうでも解答できるのがマークシート方式の良いところ。(※Ⅱ種とⅢ種は4拓マークシート方式)
ですから、はじめは“カン試し”くらいの軽い気持ちでとりくむのがおすすめです。
テキストを読み込むにつれ“カンの精度”も上がる気がしますよ
早く間違えるのが肝心
くり返しますが、試験日まで時間がないので、とにかく過去問中心でまわすようにしました。
その際、いきなり「正解」しようとするのではなく「早く間違える」ことが大切だと考えました。
「早く間違える」ことができれば、
- 早く弱点をつかむ
- 早く確認する
- 早く自分のものにする
ことができます。
最初から完ぺきを目指しすぎると、「あーもうムリ!」と投げ出したくなります。
間違える問題は4~5回やってもやっぱり間違えるし、当然ながら本番ではおなじ問題はほとんどでません(汗)
ですから、完ぺき主義を捨てて気楽にとりくむのがよいと思います。
あとになるほどスピードは上がる
問題をとく→確認する
このサイクルをくり返す利点は、
はじめは時間がかかっても、くり返すうちにスピードが上がってくる
ことです。
1・2回目は不正解も多いし、解説を確認するにも時間がかかります。
しかし、3・4回目くらいになると、不正解の箇所だけ見ていくことになり、確認時間も短縮されます。
何が言いたいかというと、
1・2回目で時間がかかったとしても焦る必要はない
ということ。
4・5回目の確認は、試験直前の3日もあれば十分でした。
それまでは、焦らずに苦手な箇所を何度も確認するようにしました。
試験を受けてみての感想
さて、実際に試験を受けた感想はつぎのようなものです。
- 思ったより難しかった
- 公式テキストを見ておくといいかも
- しっかりとりくめば独学でもいける
思ったより難しかった
過去問をといたといっても、それがそのままでるほど甘くはありませんでした(苦笑)
ちょっと焦ったのは、
直近の法改正のような細かな点も問われた
ことです。
試験中、「あれ、けっこう難しいぞ」と動揺ましたが、取れる問題を確実に取ろうと落ち着いて問題にあたりました。
結果的には、
- Ⅱ種/80点
- Ⅲ種/78点
と、合格ライン(いずれも70点)をクリアできて良かったです。
公式テキストを見ておくといいかも
直近の法改正などは、私が使ったテキストでは言及されていない部分でした。
このあたりは、大阪商工会議所が出している『公式テキスト』の最新版のほうがカバーしていると思われます。(未確認ですが)
やはり最新版の『公式テキスト』を使うのが良さそうです。
しっかり取り組めば独学でもいける
結論としては、
しっかりとりくめば独学でもいける
と感じました。
ただし、合格率が高いからといって(Ⅱ種約6割、Ⅲ種約7割)、ナメてかかると足もとをすくわれる可能性があります。
そこは気を引き締めて、テキスト・問題集にとりくむべきです。
独学では不安という方は、講座などもありますから利用してみるのもよいでしょう。
まとめ
この記事のまとめ
- 1カ月半の独学で「メンタルヘルス・マネジメント検定」Ⅱ種Ⅲ種に同時合格できた
- 過去問中心にすすめた
- 「問題をとく→確認」のサイクルをひたすら回す
- 本番は思ったより難しかった
- 『公式テキスト』を使ったほうがよかったかも
この記事が、これから時間がないなかで「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」を受ける方の参考になればうれしいです。
受験する方、粘り強くがんばってくださいね!