こんにちは、海が見える山が好きな昭和男キビタンです。
今回は、昨年災害復旧工事のため通行止めになっていて断念したコースをリベンジハイクしました。
この辺りは2018年7月の西日本豪雨で甚大な被害が出た地域です。
その復旧工事のため、長い間、天狗岩ルート(西谷遊歩道)が通行止めになっていました。
今回歩くにあたり役場に問い合わせたところ、「開通しています」とのことだったので向かったのでした。
小屋浦駅~登山口
広島駅 9:40 - 10:07 小屋浦駅(JR呉線/330円)
10:09 小屋浦駅を出発。
ホームから見た小屋浦駅と天狗岩ルート(右が228峰)。
線路沿いを天地川方面に南進し、川の手前の道を左折。小屋浦の町並みを味わう。
小学校の裏を抜けていくと、灯篭がある場所に出る。左に進む。
道路に「さかちょう歩(ほ)っとロード」の表示がある。
カーブミラーのある広い道路に出る。奥に見える小屋浦トンネルの看板を目指す。
トンネルの看板。さらに奥に進む。
坂道を進んで行くと・・・
「西谷遊歩道入口」の案内板が。ここから先が復旧工事された場所のようで、とてもきれいになっている。
10:29 登山口に到着。マップポストもある。駅からちょうど20分。
登山口~天狗岩
急な階段を登り、そのあともしばらく急登が続く。一気に息が上がる。
所々で小屋浦の町と海が見下ろせ、疲れも吹き飛ぶ。
やがてトラバース気味の平坦な道となる。
このあたりは、やたらとホタルガが舞っている。蛾とはいえ、ひらひらと優雅な舞い方で癒される。
228峰で西から北に方向が変わる。
長らく通行止めだった影響か、草が生い茂った箇所が多い。
巨岩が出てきた。
気持ちの良い尾根道を進むと・・・
11:25 天狗岩(373m)に到着!歩き始めから1時間16分。
空を突き上げんばかりの迫力は、天狗岩と呼ばれるにふさわしい。
天狗岩からの眺め。広島市方面。手前の浜はベイサイドビーチ坂。
似島、奥に先日登った厳島(弥山)。
江田島。
天狗岩~せんこう頭部(ずぶう)
ここからは坂の町までひたすら北進していく。
ちなみに、天狗岩の後ろはこんな感じ。
急な階段を降りていく。
この直後・・・
↑↑実はこの道で、突然、大きな猪が道を横切り、ドドドドと音を立てながら藪を駆け下りて行った。
あっという間の出来事で、声も出ず、固まってしまった。
ここまで猪の掘り返し痕がなかったので、すっかり油断していた。
あんなに至近距離(10mくらい)で見たのは初めてだ。
犬とはあきらかに足音が違う。地響きがするようだった。
ほんとに肝が冷えました。昼間でも出るのか…。鈴など音が出るものを身につけましょうね
気を取り直して進み、
11:52 せんこう頭部(ずぶう・359m)に到着。
ここも草が生い茂っている。
それにしても「頭部」と書いて「ずぶう」っておもしろい。
そもそも「せんこう」もどういう意味?不思議だなー。
せんこう頭部~平岩
せんこう頭部から急な階段を下って行くと、見晴岩に出る。
さすがに見晴らしが良く、美しい瀬戸の眺めに時間を忘れる。遠くに見えるのは大峰山か。
右手には絵下山。なかなかに大きな山容だ。
12:05 平岩に到着。
平岩の上でお弁当を食べる。眼前に森山、その向こうに黄金山。
平岩~坂駅
ここからさらに下りの傾斜がきつくなる。
この階段、登ると大変だろうなー
12:27 道路に出て、左折。
案内板がこまめに立っているが、それだけ迷いやすいのかもしれない。
案の定、この調整池のところで迷ってしまった。
この奥をすぐ右折すべきところを、山道らしきほうに少し下ってしまったのだ。
が、蜘蛛の巣だらけで、どう見ても正規ルートではないようだったので、また引き返し・・・
うーん、ここはもう少しわかりやすい表示が欲しいなー
結局、調整池の裏の通路を進めばよいと判明。
コンクリート舗装の道を進んで行く。
立派な竹林。
バイオトイレがある。利用する勇気はない。
12:50 頭部みはらし公園の展望台。
展望台からの眺め。木々の上を見られるので、野鳥も観察しやすそう。
こんな野鳥が見られるらしい。ハヤブサまでいるの!?
コンクリートの道をひたすら下って行く。
おおっと、やはり「猪のワナ」があるのか!
「かかっていたら連絡下さい」って、怖いねー!
たしかにあった。入ってたら怖いよー。
お、なんだか町が見えてきたぞ!
13:19 墓地の上に出ました!
実はここからまた少し迷ってしまって、坂駅にまっすぐ下らず、「森条口」のほうを遠回りしてしまう。
ちょっとわかりにくいなー。
13:38 坂駅に到着!
小屋浦駅から坂駅まで、約3時間半の道のりでした。
駅でアイスのご褒美。
坂駅 13:58 - 14:18 広島駅(JR呉線/240円)
まとめ
今回の山行のまとめ
- 天狗岩ルート(西谷遊歩道)は開通している
- 草が茂り人があまり入っていない印象(長袖・長ズボンがいい)
- 瀬戸内海を見下ろす眺めはすばらしい
- 猪に遭遇した(鈴は必携)
- スズメバチも何度か見たので要注意
- 数箇所迷いやすい所がある
※上記は2023年10月時点の情報です。
山そのものは低山ですが、いろいろ注意すべきことがあると再確認しました。
これからも用心しながら、低山ハイクを楽しみたいと思います!