やって来ましたこの季節。初夏を迎えると広島市内のスーパーに「小イワシ」がずらりと並びます。私キビタンも子どもの頃から舌鼓を打った夏の味覚。今回は自宅での「小イワシのさばき方・刺し身編」です。スプーンを使って簡単にできますよ!
毎年大量にさばくので、すっかり上手になりました
目次
初夏になると並ぶ小イワシ
「小イワシ」とは「カタクチイワシ」のことで、一般に知られる「真イワシ」よりもずいぶん小ぶりなイワシです。
広島近辺の特産なんでしょうか、関西出身の私の妻は「結婚して広島に来てはじめて食べた」と言います。
広島に生まれ育って何が良かったって、「お好み焼き」と「小イワシ」が食べられること。
それくらい広島人にとってのソウルフードなんですよ!
今年(2024年)は豊漁なのか、「100g128円」で売っていました。
私はいつも「1人前180g」で考え、刺し身と天ぷら両方する場合はこの倍量にします。
刺し身と天ぷらで下処理が異なる
小イワシ料理としては「刺し身」と「天ぷら」が定番です。
わが家は毎年、両方一度につくって食べます。
刺し身と天ぷらでは、下処理も異なります。
今回は「刺し身にする場合のさばき方」をご紹介しますね。
スプーンを使うと簡単
私はいつも「スプーン」を使ってさばきます。
片側の半身ずつ裂き取る手順になります。
スプーンを使った小イワシのさばき方
- 頭の下あたりの背中にスプーンを入れ
- 頭を押さえながら尾に向けてスーッと引く
- 裏返して反対側も同様に行う
1.背中からスプーンを入れる
スプーンはティースプーンのような「小さめのもの」が使いやすいです。
頭のすぐ下あたりから「やや斜めに入れる」のがコツ。
身の部分を片側だけ取るので、スプーンを入れるのは「背骨まで」です。(背骨を断って頭を落としてしまうと反対側がやりにくくなります)
2.尾に向けて引き半身を裂く
頭を押さえながらスプーンを尾に向けてスーッと引き、背骨を残したまま片側の身を裂きます。
片側を裂いたところ↓
3.反対側も同様に
裏返して反対側も同様に行います。
頭・背骨・内臓は残り、身だけがきれいに取れました。
くり返し洗う
写真を撮り忘れたのですが、臭みとりのため、さばいた身はボールに入れて塩(多めでも大丈夫)でもみ15~30分くらい置いておきます。(その間に天ぷらを仕込みます)
そのあと最終段階の「洗い」に入ります。
小イワシは「七度洗えば鯛の味」と言われるくらい、洗うことでおいしくなる(そうです)。
さばいた身を水の入ったボールに入れて、手でジャブジャブと洗います。
残っていたウロコや内臓がとれるので、ザルにあげながらこの行程をくり返します。(私は10回くらい行います)
おいしくいただく
洗い終わったら、少し冷蔵庫に入れて冷やしておくのもいいですね。(その間に天ぷらを揚げます)
ショウガやミョウガ、ネギなどの薬味といっしょにお醤油をつけていただきます。
最高にうまいですよ!!
おすすめ動画
私がいつも参考にしているのは、RCCさんのこちらの動画です↓
まとめ
- 刺し身にする小イワシはスプーンでさばくのが簡単
- 背からスプーンを入れて半身ずつ裂く
- 塩でもんで少し置く
- くり返しよく洗う
- 薬味といっしょにいただく
スプーンのほかにも「梱包用のバンド」や「輪っかにした針金」を使ったりもするようですね。
私はスプーンで慣れているので、このやり方をご紹介しました。
最初は正直手間がかかって大変かと思いますが、食べたときのおいしさは格別ですので、ぜひご自宅でやってみてくださいね!
これ見てやったよ!という方、ぜひコメントお寄せいただくと嬉しいです