「はつかいち美術ギャラリー」(広島県廿日市市)で開催中の『書家 金澤翔子展』に行って来ました。
「ダウン症の書家」として注目される方ですが、それ以上に、あの愛くるしい笑顔と逞しい書が印象に残っており、ぜひ行ってみたいと思ったしだいです。
「はつかいち美術ギャラリー」、私は初めてです。
入館してすぐに、「共に生きる」の作品が。
黒々とした墨、太く力強い線、ド迫力にいきなり圧倒されます。
「龍翔」
しょっぱなから釘付けになりました。
私は小学生の頃少しだけ書道教室に行った程度ですが、もし自分がいま書を書いたとしても、こんなに大胆な線はとうてい書けません。
どっしりとした重量感がありながら、生き生きとした躍動感もある、不思議な書です。
「心に光を」
この線の力強さはどこかで見たことがある・・・
そうだ、以前訪ねた美保神社(島根県松江市美保関町)の柱だ。
「元氣」
たくさんの作品を見るうちに、チマチマしたことで思い悩む自分が馬鹿らしくなってきました。
もっとドーンと構えて、命の躍動に生きろ、と言われている気が。
まさしく“元氣”をもらい、明るい気持ちで帰路についたのでした。
ありがとう、翔子さん。
書家 金澤翔子展の詳細
- 場所/はつかいち美術ギャラリー(電話0829-20-0222・広島県廿日市市下平良一丁目11-1)
- 会期/2024年4月12日(金)~2024年5月19日(日)
- 会館時間/10:00~18:00(入館は17:30まで)
- 休館日/会期中無休
- 料金/一般・大学生800円、小中高校生・65歳以上400円
- ホームページ/https://www.hatsukaichi-csa.net/galleryevent/kanazawashoko2024/
※5月11日(土)には、隣接する「はつかいち文化ホール」で翔子さんとお母様のドキュメンタリー映画『共に生きる』が上映されるようです。(①10:30~ ②14:00~/500円)
詳しくは、ホームページをご覧ください↓
https://www.hatsukaichi-csa.net/galleryevent/kanazawashoko2024/