こんにちは!バードウォッチング歴10年のキビタンです。
その昔は「鳥を見て何がおもしろいの?」なんて思ってた私ですが、あれよあれよとトリつかれ、気づけばバードウォッチングの案内までするようになりました。
自分がいちばんびっくりです。
きっと、10年前の私と同じように、バードウォッチングの魅力にハマり始めた人もおられることでしょう。
そんなとき悩むのが、
ある程度高価な双眼鏡を買ったほうがいいのかどうか?
ではないでしょうか。(私はそうでした)
今回は、そんな方に少しでも参考になればという思いで、双眼鏡について書いてみます。
この記事を読んでほしい人
- バードウォッチングを始めたんだけど、どんな双眼鏡を使えばいいか、迷っている人
結論をいえば、絶対買ったほうがいいです。
ちなみに、私が長年愛用する双眼鏡が、これ↓
「ニコンモナーク7(8×30)」(けっこう年季が入ってるでしょ)
この記事を書いている現時点で、Amazonでは39,000円(税込)で出ています。
きょうはこの双眼鏡について語ります!
最初は半信半疑だった
バードウォッチングの魅力にハマり始めた当時、私が使っていた双眼鏡は、あるコンサートに行く直前に家電量販店で買ったものでした。
「2階席だし、双眼鏡無いと見えんじゃん」と気づいて、慌てて買ったんです。
「ライブ観賞用に」などと売ってるやつですね。
お値段ずばり、2,000円。
コンパクトサイズで、倍率も6倍くらいだったかな?
けど十分満足していたし、バードウォッチングでも1年くらいはそれを使っていました。
そんなある日、仕事でカメラを使う、いわばプロフェッショナルのSさんから、こう言われました。
キビタンさんね、やっぱりしっかりした双眼鏡を買ったほうがいいよ。見え方が全然違うから。
でも、いま使ってるのもけっこう見えるんですよ!
いや~、ほんと、全然違うって。こういう光学系は値段が正直よ!
そうっすか~?
会うたびに、こんな会話がくり返され・・・
そうこうするうちに、だんだん欲しくなるんですよね~、やっぱり(笑)
いろいろ調べてみると
で、いろいろと調べてみた結果、最終的に決めたのが、
「ニコンモナーク7」
というわけでした、ハイ。
一番、重視したポイントはココ!↓
この美しいゴールド文字のデザイン・・・ではなくて、「8×30」というところ。
双眼鏡にかならずあるこの記載、これ、何を意味するかご存知ですか?
- 倍率(どれくらい大きく見えるか)
- 口径(対物レンズの有効径)
なんですよ。
つまり、この双眼鏡の場合は、「倍率8倍×口径30mm」ということですね。
双眼鏡を選ぶときのいちばんのチェックポイントが、この「倍率」と「口径」です。
これらを解説している記事はたくさんありますが、一応かんたんに説明しておきますね。
双眼鏡の「倍率」ってどういうこと?
まず「倍率」ですが、「どれくらい大きく見えるか」ですから、倍率が大きいほどよく見えるということになります。
見え方の式は、
「対象物までの距離÷倍率」
例えば、30m離れている物を8倍の倍率で見ると、「30÷8=3.75」となり、3.75mの距離と同じように見えるということです。
すごいですねー!
どうせ見るなら倍率が大きいほうがいいじゃないかとなりそうですが、そういうわけでもなく、あまりに倍率が大きいと手振れがおきてかえって使いにくくなります。
そういう高倍率のものは、野鳥観察施設にある望遠鏡のように、固定して見るのに向いているんですね。(遠くてもよーく見えます!)
バードウォッチングで使う双眼鏡は、一般に「7~8倍」のものが適切とされています。
ですから、それくらいで選ぶのがいいですよ!
双眼鏡の「口径」ってどういうこと?
つぎに「口径」ですが、要は「レンズの大きさ」のこと。
口径が大きいほど光を多く取り込むことができるので、より明るく、よりはっきりと見えます。
しかし、これも大きければいいというものではなく、大きくなるほど重量が重くなります。
バードウォッチングでは長時間双眼鏡を携帯することになるので、あまり重いと身体の負担になりますね。
バードウォッチングには「30~49mm」が適切とされます。
※ニコンさんのサイト(https://www.nikon-image.com/sp/howto_binoculars/)に詳しく解説されていますので、もっと知りたい方はそちらもご覧ください。
なぜニコン?
では、なぜニコンのモナークにしたのか?
これについては、みなさんにもニコンさんにも申し訳ないのですが、単なるイメージでして、なんとなく「ニコンって有名だし、カッコ良くね?」って理由でした(汗)
ほかにも素晴らしいメーカーがたくさんあります。
現に私の妻は、Kenkoさんの双眼鏡を使っています。
いざ購入して
で、家電量販店「ビ〇クカ〇ラ」さんでめでたく購入しました。
さあ、さっそくいつものスポットに行って使ってみよう。
どんなふうに見えるかな??(ワクワク、ドキドキ~)
はじめてこの双眼鏡で見た光景を、私は一生忘れることはないだろう。
それはアオサギのコロニーだった。
一瞬垣間見た、レンズ越しの映像。
思わず、「うわっ」と声をあげた。
なんだこれは!3D映画か!?飛び出す絵本か!!??
なんと明瞭で美しい光景。
まるで浮き上がるかのような解像度で、アオサギの羽毛ひとつひとつがくっきりと見える。
こ、これがSさんが言ってたことだったのか・・・
と、まあ、こんな感じで、とにかく衝撃でした。
はじめてメガネを作ったときに、街中で付けたり外したりして感動したときと同じような、いや、それ以上の感動でした。
以来、10年にわたって愛用しています。
この双眼鏡のおかげで、バードウォッチングがますます好きになったことは間違いありません。
散歩をするときにも、財布は忘れても、双眼鏡は忘れません。
銀行にも、コンビニにも、双眼鏡をぶら下げて出かけます。
すれ違う人も、「おっ、バードウォッチングですか」なんて言ってきます。
ま、珍しいおじさんですわな。
Sさんの言葉は、ウソではありませんでした。
やっぱり、ライブ用の2000円とはまったく違います(当たり前ですが)。
いまとなっては、良いアドバイスをくれたことに大感謝です。
※ちなみに、Sさんからは次にカメラをすすめられたのですが、こちらはまだ実現しておりません。
「あなたの愛用品は何?」と聞かれたら、私は迷わず「双眼鏡」と答えます。
いつか私の没後にキビタン記念館ができる際には、かならずそこに展示してもらいます。(できるわけないけど)
まとめ
今回は、「バードウォッチングに興味を持ってるんだけど、双眼鏡買おうかな、どうしようかな」とお考えの方に少しでも参考になればという思いで書いてみました。
まとめ
- 野鳥を見るなら、おもいきってある程度高価な双眼鏡を入手しよう!
- 個人的には「ニコンモナーク7」が超おすすめ
- 光学系は値段が正直、映像の美しさが段違い
- この双眼鏡のおかげで、ますますバードウォッチングにハマった!
「ニコンモナーク7」、嬉しいことに私のまわりでも二名の方が購入して、野鳥を見て回っています。
次回は、さらに細かく、この双眼鏡について書いてみますね。
【追加情報】
ニコンさんのサイトを確認すると、私がここで紹介した製品ニコンモナーク7は「旧製品」となっていました。
現在は、
になっていますね。
重さが30グラム重くなっていますが、より握りやすい形状にグレードアップしたようです。
たしかに、ボディーデザインがよりスッキリしましたね!
レンズのメンテナンスには、私はこちらを愛用しています↓
こちらの記事もぜひご覧ください↓