こういう詐欺もあるって頭に入れておきましょう
目次
突然来た外国人の大男
私は、小さな自営の店を営んでいます。
先日、店の入口が開いたと思ったら、歳の頃は60代半ばくらいの外国人の大男が立っていました。(上図参照)
「はーい」と愛想良く出てみると、こちらをじっと見ながら、名刺大のカードを見せるではありませんか。
「ん?」とのぞき込むと、そこには・・・
「私は耳が聞こえません」
「私は耳が聞こえません・・・500円くだされば・・・(云々)」
みたいな内容が書いてあります。
(写真でも撮っておけばよかったのですが、なんせ突然のことで走り読みしかできませんでした)
500円!
ピンときましたね。
これ、寸借詐欺だ、って。
なぜわかったかというと、昨年2度も寸借詐欺のおじさん来ましたから(笑)
寸借詐欺とは
「寸借詐欺」とは、困っている人を装って「500円くらいの少額」を貸してくれるよう言い寄ってくる詐欺です。
寸借詐欺の特徴
- 困っている人・かわいそうな人を装う
- 少額を要求する
- 人の善意・同情心につけ込む
あくまでも「借金」としてせびってくるため、仮に被害にあったとしても立件するのは難しいという点がやっかいなところです。
昨年2度も来た詐欺師
昨年来た詐欺師は日本人のおじさんでしたが、
- 1度目は「財布を落としてしまって数日間飲まず食わず」
- 2度目は「友人の母親が難病で入院していてお金が必要」
という手口でした。
いずれも「500円でかまいませんから」「必ず返しますから」と、いまにも泣き出しそうな顔での名演技です。
1度目は引っかかって千円(!)渡してしまったものの、そのあと「寸借詐欺」について調べたので、2度目は体よく断ることができました。
2度も来るなんてなめられたもんだ!また腹立ってきた(笑)
そのときのいきさつを書いた記事がこちら↓
国旗を500円で売りつける
今回の外国人詐欺師は、手に国旗を束ねて持っていました↓
駅伝の応援で振るような旗で、「日の丸の旗(日本の旗)」ははっきりわかりました。
ネットで調べてみると、どうやら「旗を1本500円で売りつける手口」のようです。
私が見たカードには「500円くだされば」みたいな感じで書いてあった気がするのですが、要は売りつけたかったんでしょうね。
断ったら素直に帰った
「あー、ちょっと出せませんねー」って感じで手で罰マークをつくると、何も言わずに素直に出て行きました。
しかし、あんなやつがその辺りをうろついているかと思うと気味が悪いですね。
お年寄りとか、かんたんに引っ掛かりそうな気がします。
ネットにも多くの情報が
ネットで調べると、何年も前から同じ手口の詐欺が横行していることがわかります。
メディアでも、取り上げられていますね↓
聴覚障害者名乗る外国人 日本国旗を売る事例(2024年6月13日わかやま新報)
“国旗売り”外国人の正体は聴覚障害者の“フリ”!? 詐欺罪での立件を難しくする巧妙な手口(2020年3月1日テレビ西日本)
外国人から日本国旗を500円で売りつけられる事案に注意を 障害者装った詐欺の可能性も、都内で被害報告相次ぐ(2019年4月26日BIGLOBEニュース)
SNS上にも関連する投稿がたくさんあるようです↓
聴覚障害者を装い日本国旗を売りつける詐欺に注意(2018年12月15日togetter)
はっきり断るべし
このような詐欺師が実際に来たら、どうすればいいんでしょうか。
結論としては、
はっきり断る
これに尽きます。
下手に同情して話を聞きこんだりしたら相手の思うつぼです。
「あー、私は出しませんよ、帰って帰って」
これでOK。
上級対策としては、写真を撮ろうとしたら嫌がって逃げる、という話もありますね。
今回の外国人詐欺は「子どもも狙う」なんていうこともネット上には出ていました。
これは許せません。
お子さんをお持ちの方は、子どもにも注意喚起しておくほうが良さそうです。
まとめ
- 聴覚障害者を装う外国人詐欺が横行している
- 500円で国旗を売りつけてくる
- はっきり断るべし
- 子どもにも教えておこう
人の善意につけ込む「寸借詐欺」。
断じて許せません。
やさしい皆様、気をつけましょうね。
ほかにも「こんな詐欺に遭った」という件があれば、コメントで教えてください!