こんにちは、秋になって趣味の低山ハイクにエンジンがかかってきた昭和男キビタンです。
先日は、広島市南方に浮かぶ江田島の「古鷹山(394m)」に登ってきました。
下山後は、ふもとに位置する「海上自衛隊第1術科学校」の見学にも参加。
今回は、江田島を一日がかりで満喫したそのレポート第1弾「古鷹山登山篇」になります。
古鷹山登山(切串からのコースで)
私はかれこれ30年近く前に、二度ほど古鷹山に登ったことがあります。
そのときは、奥小路登山口(第1術科学校側)から登って切串に下るコースでした。
今回は、その逆。
山と渓谷社から出ている新・分県登山ガイド『33広島県の山』に紹介されている切串からのコースを辿ることにします。
宇品港~切串港
まずは、宇品港に到着。
10:00発の「江田島(切串)行き」に乗ります。
所要時間は約30分、料金は470円。
上村汽船ホームページ→http://kamimurakisen.com/
宇品港から見る古鷹山。
似島(安芸小富士)の横を通り過ぎます。
瀬戸の船旅は波も穏やかで気持ちいいんですよ
切串港と古鷹山。
切串港~登山道入口
島に降りて、左に見える小学校のほうへ進みます。
長谷川にかかる切串大橋を渡り、ここから川の右岸沿いの道をひたすら歩いて山に向かいます。
10:38 橋を渡ったところの案内板。すぐ左奥に見えるのが古鷹山山頂。
長谷川沿いの懐かしい町並み。秋祭りのしめ縄も張ってありました。
11:02 「古鷹山登山口」の石柱。ここまで橋から約20分。
徐々に坂道が強くなり、草木がうっそうとしてきました。
11:27 突然、3つのお地蔵さんと小学生がつくった看板が。登山口の石柱から25分。暑かったせいか、ペースが上がりません。
ガイドブックに書いてあるコースタイムはけっこう早いと感じました
さらに林道を進むとトイレがあり、この上が「植樹祭広場」のようです。
11:52 トイレからさらに3分ほど進むと、「ソロプチミストの森」という大きな看板があり、ここが登山道の入口となります。
切串大橋からここまで1時間弱。
この林道は思ったより長かったなー
登山道入口~山頂
階段状の道をしばらく登ると、気持ちの良い尾根道に。
やがて東側の眺望が開けて、疲れも一気に吹き飛びます。
手前に小用港、遠くに呉の町並み。
美しい海が見えるのが島登山の醍醐味ですね!
尾根道と急登のくり返し。いくつかのピークを越えていきます。
あ、第1術科学校が見えました!
分岐には案内板がしっかりあるので、迷う危険は少ないですね。
ようやく眼前に古鷹山が見えてきました。あれを登るのかと、軽く気が滅入りました(笑)
鞍部のマップポストを過ぎれば、いよいよ最後の急登にかかります。
ここからはロープや鎖のある岩盤状の道が続きます。慎重に行けば大丈夫ですが、それでも注意して進みます。
12:57 古鷹山(394m)登頂!!
歩き始めから2時間以上かかりました。きつかった。
暑さもあってか、先月登った弥山(535m)よりきつかったです
古鷹山山頂からの絶景
もちろん、眺めは最高です。
南側。江田島湾と第1術科学校を見下ろす。
北側。手前が切串、奥に広島市街地。
西側。能美島と奥に大黒神島。
この景色を見たいがために、頑張ったんですもんね
「古鷹山の由来」の看板。ふむふむ、なるほど。
私の知人に海軍兵学校の卒業生という年配の方がおられましたが、「古鷹山?名前を聞くのもいやだよ」と笑っておられました。よほど厳しい訓練の山だったのでしょうね。
山頂には、有名な「五省」の言葉もありました。身が引き締まる思いです。
山頂~奥小路登山口
13:20 山頂を後にし、下山開始。
岩場を慎重に降りてしばらくすると、「奥小路下山道」の看板。ここから右手に下って行きます。
こちらのルートはセメント道が多く、歩きやすいです。
13:34 「博打岩の伝説」の看板。1324年というと鎌倉時代。ずいぶん歴史のある山なんですね。
快調に下って行き、振り返ると古鷹山山頂が。
竹やぶを過ぎると、残りあと少し。
奥小路浄水場を過ぎて、
14:05 奥小路登山口に到着!
下山開始から45分でした。
ここから「海上自衛隊第1術科学校」に向かい見学をしましたが、それは後篇にゆずります。
まとめ
今回の気づきなど。
古鷹山登山まとめ
- 切串からのコースは林道が長く、アップダウンもあるため、予想以上にきつかった。初心者には奥小路から登るコースがおすすめ。
- 頂上直下の鎖場は、慎重に進めば問題ないが、注意は必要。
- 山頂からの眺めはすばらしい絶景。
- 野生動物除けの鈴を持っておこう。
- 蜂にも注意。
後篇もお楽しみに!